99%ロマンチック

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映画脚本家になるべく短編シナリオで修行中

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シナリオ練習3

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いつも読んでいただきありがとうございます!

初めて読まれる方は、以下のURLから読んでいただければ分かると思います!

http://reona-kinoko.hatenablog.com/entry/2017/07/09/033123

 

 

短編なのになかなか終わらないw

いつか長編になりそうw

 

× × ×は省略です。読んでいただければわかりますが、物語の時間経過を省略しているということです。

 

商人の話短編3

 

〇同・青い実のなる木
   王子、音の聞こえた方へ行くと、一本の木を中心にして円状にひらけたとこに出る。
   その場所の頭上は葉が日光を遮っておらず、不思議と明るい。
   その木には青い実がたくさん実っている。
   馬、その木の近くで、倒れている。
   王子、周りとは違う不思議な空間に圧倒されつつも、馬の元へ寄り、揺さぶって起こそうとする。
王子「おい、大丈夫か?頭を打ったのか」
   王子、馬を撫でてやる。気づいたよう  
   に馬のおしりの方を見ると矢が刺さっ
   ている。
王子「い、今すぐ抜いてやるからな!」
   王子、馬のおしりから矢を抜く。
   馬、目を覚まさない。
王子「おい、どうしちゃったんだ!おい!」
× × ×
   王子、おしりに包帯を巻かれた馬を横目に途方に暮れ、青い実のなる木にもたれかかって座りこむ。上を見上げる。太い枝や葉に紛れて青い実が見える。
   王子、それを眺めながら目をつぶる。
王子「ほんと最悪だよ。馬を死なせちゃった」
   王子、ため息と同時に落ち込む。

 

〇同・同(夕)
女性の声(M)「起きて。」   
   女性の声が聞こえて、目が覚める王子。
   王子、体を起こし、辺りを見回す。誰もいない。馬もいない。
   王子、伸びをして体を起こす。
王子「迷ったんだった!」   
   王子、辺りに誰かいないか探しはじめる。一人を実感してまた落ち込む。
   王子、お腹がなり、お腹を押さえる。 
王子「お腹すいた。この感覚7歳の頃以来だ」
   王子、たちあがり、叫ぶ。
王子「おおおおい。誰かいないのか?おおおい!ああ、ほんと誰かいないの!?もう夜になっちゃうよ。」
   王子が助けを求めていると、頭上から青い実が落ちてきて王子の頭に当たる。
王子「いってー」
   王子、頭を押さえて、、落ちてきたものを見つけ、転がっている青い実を拾おうとする。するとまた違う実が、王子の頭めがけて落ちてくる。
王子「いたい!」
大男(N)「どんくさいやつ」
王子「うるさい!」
   王子、その場にいない大男の声に向かって叫ぶ。
   王子の頭めがけて沢山の青い実が降ってくる。大量の実に押しつぶされる王子。
   馬、森の向こうから雑草をくるんだ大きな葉をかんで運んでいる。ルンルンでやってくるが、青い実につぶされている王子を見て、口を開けて驚き、大きな葉を落とす。中の雑草も散らばる。
   馬、王子の元へ駆け寄って心配そうになき、顔をよせる。
王子「大丈夫。生きてるよ。君も生きててよかった。ありがとう」
   王子、馬に満面の笑みを向ける。
   馬、その言葉を聞いて安心して、すぐにそばにあった青い実を食べるが、苦そうな顔をして
馬「ひひーん!」
   馬、いなないて王子の顔に向かって青い実吐き出す。
王子「・・・」
   王子の笑顔に吐き出された実が滴り落ちる
× × ×
   積み上げた大量の青い実の横に座る王子。
   馬、犬のように座っている。
王子「それにしても生きてて本当によかった。死んじゃったんじゃないかとほんとに、ほんとに、、、」
   馬、心配そうに王子を見る。
   王子、ちょっと顔を赤らめて
王子「と、とにかく!次はこの実が僕の顔にかかる前に助けてくれよ!」
   王子、積みあがった青い実のてっぺんの一つをもって馬に見せる。
   馬、前足を出して顔を背け怯える。
   王子、お腹が鳴り、笑う。
王子「ははは。僕、お腹すいてたんだった。僕ってバカだなあ。」
   王子、笑いながら馬を小突き、青い実を食べようとする。
   馬、焦って食べるのを止める。
   王子、それを避けると、馬が意地になる。王子もまた意地になり、取っ組み合いになる。青い実がポトリと落ちる。
王子「おい!おい!おいったら!僕はお腹が減ってるんだ。お前は先にたべただろ?」
   しばらく取っ組み合いになるが、馬が諦め、にやつきながら落ちた青い実を前足ではじき、王子の方へ転がす。
   王子、その青い実を拾って
王子「ありがと。いやぁ、お前、思ってたけど他の馬よりお利口だな」
馬「ひひん。ひひん」
   馬、にやつきながらうなずいている。
   王子、服のそでで少し磨きリンゴをかじる。

 

〜続く〜

 

ここまで読んでいただきいつもありがとうございます!

自分なりに脚本の書き方を読者用に変えました。
本当の脚本ならば、裏方用の台本なので犯人が誰かなどはすぐ分かるようになっています。

 

例えばサスペンスだと、

木下 五郎(23)、一際 四和紙(32)をパイプで殴りつけている目茶 強(17)を灰皿で24回なぐる。

 

などと、最初の謎が起こるとこから犯人がわかってしまいます。

それだと読者側は面白くないですよね。

なので物語の謎がすぐにバレないように隠すことにしました。

 

今日風邪ひいてしまって、なかなか作業を進めることができなくて、若干短くなってしまいました。

次は早めに更新しようと思うのでまた読んでください!

 

読みにくいなどのご意見があれば是非コメントしてください!