99%ロマンチック

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映画脚本家になるべく短編シナリオで修行中

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お久しぶりです。シナリオ1

お久しぶりです。2、3ヶ月くらい開けてしまっていた。

正直ずっと挫折してました(笑)

書こうとしても、「どうせ俺の作るものは脇で書いたようなものなんだ」

いろんな言い訳を考えては、それを書かない理由にしていました。

しかし、1日もシナリオのことを考えない日はなかった!!

まだまだ下手ですけど、これからはバシバシ書いて成長していきたいと思います!

新しいものを書いたんで、前の話は一旦忘れてください😭

 

 

登場人物
 ロブ《ゴキブリ》ピーターの先輩
 ピーター《ゴキブリ》ロブのことを先輩と呼んでいる
 ピーベリー(65)《人間》…家の主

〇同・家具の下
   日差しがあまり入らず、薄暗い。ロブ以外の生物の気配はない。

 

◯同・同・ロブのベッド
           ロブのベッドは、天井(家具の底面)近くまで積み上げられた小さな箱に、

           様々なゴミくずを使いおしゃれなベッド。
           ロブ、ベッドに寝ころび、家具の天井(家具の底面)を眺めている。
ロブ「これは、くちばしのついたネズミ」
   ロブ、模様を前足でなぞる。
   続けて、前足で家具の天井に傷をつけていく
ロブ「(にやつき)んでこれが、ネズミに怒鳴られてる、あほのピーターだ」

 

〇同・机の上 
   雑誌などがちらばっていて、鍵がそれらに埋もれている。
   ピーベリー(65)、鍵を探し見つけて玄関へ向かう。大きな足音
   家のドアが閉まる音が地面に響く。


〇同・同・ロブのベッド
   ロブ、手を止め
ロブ「お、出かけたか」
   ロブ、家具の天井を削るのをやめ、立ちあがる。
ロブ「おはよう自分!今日はいい日になりそうだ!」
ロブ、積み上げられた箱を器用に降りて行く。
   ロブ、華麗に着地すると伸びをする。
ロブ「さあて、なにしよう!」
   何かが転がってくる音。
   ロブ、辺りを見回すと、ピンク色の飴玉がロブに向かって転がってくる。
ロブ「うわぁ!」
   ロブ、腰を抜かす。
          飴玉は、ロブのギリギリで止まり、飴玉の向こうから、
          ピーターがにやにやした顔を出す。
ピーター「先輩?!びっくりしました?」
   ロブ、まだ息を荒げている。
ロブ「はあ、はあ、はあ、」
ピーター「先輩!(笑って)ちょっと、ビビりすぎっすよ」
   ピーター、携帯でロブを撮る。
           ロブ、シャッター音でピーターに気づく。
ロブ「(混乱して)ピーター?」
ピーター「おはようございます」
   ロブ、立ちあがって指さして怒鳴る。
ロブ「あほのピーター!」
ピーター「ひどいですよそれは」
ロブ「死ぬところだったんだぞ!」
ピーター「ちょっと脅かしただけじゃないですか。そんなことより先輩!この玉で遊びましょう!」
           ピーター、玉を叩く。
ロブ「いや、絶対!ごめんだね。俺はそんな玉で遊びたくない」
ピーター「退屈しのぎになりますよ。どうせ暇でしょ」
ロブ「お前と遊ぶくらいなら退屈のがいいよ。イタズラばっかするし」
ピーター「そんなぁ」
ロブ「ふんっ」
          少しの間。
ロブ「で、その球なんだよ」
ピーター「やっぱり気になります?先輩はなんだと思います?」
ロブ「さっぱり想像もつかん。答え教えろ!」
ピーター「でも先輩遊んでくれないじゃないですか。だから教えません」
         ロブ、少し悩み、観念して
ロブ「わかった。教えてくれ!」
ピーター「僕にもわかりません!」
         ロブ、今にも襲い掛かりそうな顔。
ロブ「ピーター」
ピーター「(笑って)ちょっと落ち着きましょうよ。こわいっすよ」   
   ロブ、ピーターに突進する。
ピーター「うわっ。あぶね」
   ピーター、ロブをひらりと避ける。
           ロブ、飴玉に当たり転倒。
ロブ「うっ」
   飴玉が転がっていく。
ピーター「あ、やべっ!」
          ピーター、飴玉を追いかける。
ロブ「くそっ!もうほんと最悪な朝だ!」
ピーター「せんぱーい。」
   ロブ、頭をおさえ、ふらふらしている。
   ピーター、フンコロガシのように飴玉を転がし、ロブの前にやってくる。
          その体勢まま
ピーター「だいじょうぶっすか?」
          ロブ、吹き出す。
ロブ「なんだよその格好」
ピーター「え?これっすか?こうゆうこと得意なんですよ僕」
         ピーター、ロブの周りを転がってみせる。
         ロブ、笑う。

〜続く〜